2010年2月27日土曜日

YouTubeの朝鮮音楽まとめ (1)

YouTubeにある朝鮮音楽動画をユーザー別にまとめてみることにした。途方も無い作業だが、ちょっとずつやっていこうかと。ますはsoffkj4y氏の「DPRK Music」シリーズから。リンクミスや誤訳などあったらご指摘いただけると助かります。

soffkj4y
  • DPRK Music 02 - 同志愛の歌(功勲国家合唱団)
  • DPRK Music 03 - 永遠に一つの道を行こう(万寿台芸術団)
  • DPRK Music 04 - 朝鮮の星(万寿台芸術団)
  • DPRK Music 05 - つつじ(万寿台芸術団)
  • DPRK Music 06 - 忘れられない三日浦(サミルポ)のこだま(万寿台芸術団)
  • DPRK Music 07 - 平壌は私の心臓(万寿台芸術団)
  • DPRK Music 08 - 我らの明日が語るのだ(万寿台芸術団)
  • DPRK Music 09 - 我が国の青い空(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 10 - 歌と踊り「間三(カンサム)峰に響いたアリラン」(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 11 - 間三峰に響いたアリラン(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 12 - その懐から離れては生きられない(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 13 - 私は思う(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 14 - 君を見て思う(ワンジェサン軽音楽団)
  • DPRK Music 15 - 母なる祖国にとどまろう(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 16 - 南海の岸の赤い花(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 17 - 我らの運命を守ってくれる母なる党よ(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 18 - 新星(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 19 - 明けるな平壌の夜よ(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 20 - 駿馬娘(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 21 - この空、この地で(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 22 - もっと高く、もっと速く(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 23 - 追憶の豆満江(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 24 - 平壌を私は愛す(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 25 - 人民はその懐にとわに生きん(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 26 - 先軍の道に従って幸福が来る(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 27 - 母なる我が祖国(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 28 - 我が一生お供しよう(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 29 - 先軍ニルリニ(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 30 - 2月は春です(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 31 - 私の心は高射砲に情が移った(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 32 - 熱い前線の道(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 33 - 祖国とは何か(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 34 - 私に祖国を歌えと言うのなら(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 35 - 柿の木村(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 36 - 心配しないでください(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 37 - 格好良い人(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 38 - あなたもわたしも一心団結(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 39 - 兵士の栄誉の写真(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 40 - 春の光です、陽の光です(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 41 - はまなすの心(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 42 - 将軍様の夜戦の道(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 43 - 友よその愛を歌おう(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 44 - 一つの大家庭(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 45 - お待ちしていました(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 46 - 我らの父(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 47 - 母なる我が党が望むなら(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 48 - きれいな人(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 49 - どの師団出身ですか?(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 50 - 大紅湍に駆け付けた昨日の兵士(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 51 - この山河がとてもきれいで(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 52 - 私の日記(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 53 - 娘として花咲くとき(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 54 - 花咲く職場(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 55 - 戦車兵と娘(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 56 - 名勝歌(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 57 - 丹楓(タンプン)村です(普天堡電子楽団) 丹楓…かえでの木、もみじ
  • DPRK Music 58 - 生家の月夜に(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 59 - 生家の白樺(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 60 - 将軍星(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 61 - 降仙の夕焼け(普天堡《銀河水》)
  • DPRK Music 62 - 万景台の歌(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 63 - 選挙の歌(血の海歌劇団)
  • DPRK Music 64 - 忘れられない三日浦のこだま、離れる心(普天堡《銀河水》)
  • DPRK Music 65 - 今日もそのご意志にだけ従います(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 66 - 春が来て花が咲く時(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 67 - 愛の配達車(普天堡電子楽団) 【왕차=往車】
  • DPRK Music 68 - 学ぼう(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 69 - 私は心楽しい(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 70 - 君を見て思う(ワンジェサン軽音楽団)
  • DPRK Music 71 - 半月歌(普天堡《小白水》)
  • DPRK Music 72 - 孤独な街灯(普天堡《牡丹峰》)
  • DPRK Music 73 - 旅人の哀しみ(普天堡《小白水》)
  • DPRK Music 74 - 私の気持ちも同じだよ(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 75 - 福多い我が国(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 76 - 我が国を美しく整えよう(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 77 - 平壌の四季(ワンジェサン軽音楽団)
  • DPRK Music 78 - 春を最初に告げる花となろう(万寿台芸術団)
  • DPRK Music 79 - 愛国歌(朝鮮人民軍功勲国家合唱団)
  • DPRK Music 80 - 将軍様に従う心(ワンジェサン軽音楽団)
  • DPRK Music 81 - 母なる党の懐(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 82 - 私の心は歌う(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 83 - 我らの父は金正日元帥様(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 84 - 寧辺の絹織娘(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 86 - 我らの将軍様を仰ごう(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 87 - 語っておくれ、兵士の愛を(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 88 - 祖国は君を知ることになるだろう(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 89 - 故郷から来た手紙(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 90 - 娘たちは囁いたよ(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 91 - 私は兵士の妻(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 92 - 我が国が一番さ(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 93 - 黄金のりんごを山に植えた(万寿台芸術団)
  • DPRK Music 94 - 花咲く春をもたらそう(万寿台芸術団)
  • DPRK Music 95 - 一瞬一瞬を大切にして生きよ(万寿台芸術団)
  • DPRK Music 96 - 私は思う(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 97 - 君を見て思う(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 98 - 幸せな我が国(ワンジェサン軽音楽団)
  • DPRK Music 99 - 海の歌(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 100 - ノドゥルの川辺(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 101 - 平北寧辺歌(普天堡)
  • DPRK Music 102 - 木甫の涙(普天堡)
  • DPRK Music 103 - 船窓(普天堡)
  • DPRK Music 104 - 番外地の旅籠(普天堡《牡丹峰》)
  • DPRK Music 105 - 大地の港(普天堡)
  • DPRK Music 106 - 口笛チョンガー(普天堡)
  • DPRK Music 107 - 大紅ちゃんと紅湍ちゃん(普天堡)
  • DPRK Music 108 - もっと高く、もっと早く(普天堡)
  • DPRK Music 109 - 光復の道を探す(普天堡《銀河水》)【「銀河水音楽」のクレジット付き】
  • DPRK Music 110 - 戦勝記念塔に心を打たれた(ワンジェサン軽音楽団)
  • DPRK Music 111 - 駿馬娘(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 112 - 将軍様は兵士たちと共にいらっしゃる(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 113 - 鳩よ高く飛べ(普天堡)
  • DPRK Music 114 - 人民の心(普天堡)
  • DPRK Music 115 - 平壌の娘たち(普天堡)
  • DPRK Music 116 - 白い雪に覆われた生家(普天堡《銀河水》)【「銀河水音楽」のクレジット付き】
  • DPRK Music 117 - 千里馬先駆者の歌(《銀河水》)
  • DPRK Music 118 - 明日のために今日を生きよう(功勲国家合唱団)
  • DPRK Music 119 - 将軍様の前線日誌(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 120 - 金正日同志の健康を祈ります(万寿台芸術団)
  • DPRK Music 121 - 娘は愛したよ、兵士の歌を(ワンジェサン軽音楽団)
  • DPRK Music 122 - 祖国は我が生命(ワンジェサン軽音楽団)
  • DPRK Music 123 - 異郷の春の日に(ワンジェサン軽音楽団)
  • DPRK Music 124 - 鴨緑江の歌(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 125 - うちの主人は英雄になったよ(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 126 - 我が家の遺産(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 127 - 我が祖国の森よ(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 128 - 母なる祖国を愛し仰ぎます(ワンジェサン軽音楽団)
  • DPRK Music 129 - かっこう(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 130 - 平壌の空(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 131 - 私は先軍時代の銃隊娘(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 132 - 一つの姿になろう(ワンジェサン軽音楽団)
  • DPRK Music 133 - わが民族が一番さ(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 134 - 我らは愛す(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 135 - 名前を聞かないで(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 136 - 社会主義を守ろう(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 137 - 思郷歌(朝鮮人民軍功勲国家合唱団)
  • DPRK Music 138 - 塹壕の中の我が歌(朝鮮人民軍功勲国家合唱団)
  • DPRK Music 139 - 我らは勝利しよう【2009年創作の新しい歌。歌は李京淑】
  • DPRK Music 140 - 将軍様と子供たち(ワンジェサン軽音楽団)
  • DPRK Music 141 - 玉流橋円舞曲(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 142 - 我が家は軍人家庭(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 143 - 人民はその懐に永遠に暮らす(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 144 - 祖国保衛の歌(朝鮮人民軍功勲国家合唱団)
  • DPRK Music 145 - 生とは何か(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 146 - 生の痕跡(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 147 - 私の故郷のうぐいす(普天堡電子楽団)【2009年創作。「普天堡電子楽団音楽」のクレジット付き】
  • DPRK Music 148 - 降仙の夕焼け 器楽(銀河水)【「銀河水音楽」のクレジット付き】
  • DPRK Music 149 - 白頭山の吹雪(国立交響楽団)
  • DPRK Music 150 - 最前線の道、149曲がり(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 151 - 一緒に行きます(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 152 - 歌おう親近なる人民の将軍(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 153 - いつでも心は決まっています(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 154 - 美しい生の足跡を刻んで行こう(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 155 - この世に羨むものはない(血の海歌劇団)
  • DPRK Music 156 - 将軍様さえ御元気ならば(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 157 - 忠誠の道一筋に行こう(万寿台芸術団)
  • DPRK Music 158 - 忘れられない12月です(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 159 - 我らの将軍様の座右の銘(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 160 - 兵士の消息を伝えておくれ(普天堡電子楽団)
  • DPRK Music 161 - 将軍様は朝鮮の運命(万寿台芸術団)
  • DPRK Music 162 - 勝利者たち(普天堡電子楽団)

完成した!長かった!


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(2010/03/01) コメント欄にてご指摘を頂き、63番のタイトルを訂正
(2012/08/08) 「われらは勝利しよう」について、歌っているのは李京淑だと教えていただきました。ありがとうございます
(2015/06/08) リンクを修正。ご指摘ありがとうございます

2010年2月26日金曜日

CD 労働歌ベスト「晴れた五月」 3月5日発売



音楽センターからまた新しい労働歌のCDが3月5日に発売されるらしい。値段は相変わらず1500円というプロレタリア価格。

CD・労働歌ベスト「晴れた五月」

■収録曲
がんばろう (作詞:森田ヤエ子/作曲:荒木栄/演奏:中央合唱団・三多摩青年合唱団)
世界をつなげ花の輪に (作詞:篠崎正/作曲:箕作秋吉/演奏:中央合唱団)
晴れた五月 (作詞:江森盛弥/作曲:関忠亮/演奏:中央合唱団)
国のすみずみから (作詞:浜島康弘/作曲:石原いっき/演奏:中央合唱団)
しあわせの歌 (作詞:石原健治/作曲:木下航ニ/演奏:中央合唱団)
町から村から工場から (作詞:国鉄詩人編集部/作曲:坂井照子/演奏:中央合唱団、センターオーケストラ)
同志は倒れぬ (作詞:ステークリッヒ(訳詞:小野宮吉)/作曲:不詳/演奏:中央合唱団)
赤旗の歌 (ドイツ民謡/作詞:J.コンネル(訳詞:赤松克麿)/演奏:中央合唱団)
インターナショナル (作詞:ウジェーヌ・ポチエ(訳詞:佐々木孝丸・佐野碩)/作曲:ピエール・ド・ジェイテール/演奏:中央合唱団)
沖縄を返せ (作詞:全司法福岡高裁支部/作曲:荒木栄/演奏:中央合唱団)
心はいつも夜明けだ (作詞:永山孝/作曲:荒木栄/演奏:中央合唱団)
たたかいの中に (作詞:高橋正夫/作曲:林光/演奏:三多摩青年合唱団)
闘うわれら (作詞:全金浜田精機支部・中島修一/作曲:中島修一/演奏:国鉄のうたごえ合唱団)
未来をかけて (作詞・作曲:斉藤清巳/演奏:東京のうたごえ)
インターナショナル (作曲:ピエール・ド・ジェイテール/演奏:新星日本交響楽団)

こんな感じです。すべてリンク先で試聴できます。

収録曲を見ていくと、荒木栄の作品が「がんばろう」「沖縄を返せ」「心はいつも夜明けだ」の3曲、含まれています。同じく音楽センターの「プロレタリア・ソング選曲集 どん底の歌」(2008年11月発売)と「プロレタリア・ソング選曲集2 世直し音頭」(2009年6月発売)にはいずれも荒木栄作品は1曲も収録されていなかったので、新発売のCDでは一転して3曲収録されることになったのは良かっなぁと思う(荒木栄ファンから苦情でもあったんだろうか?)。しかも、3曲とも「荒木栄作品集 不知火」のために録音された音源(中央合唱団)を収録している。キングレコードの「がんばろう!決定盤 日本の労働歌ベスト」や「蟹工船WORK SONG BOOK~日本の労働歌集」に収録されているアンサンブル・ヴェルソーの「心はいつも夜明けだ」も嫌いではないけど、「荒木栄作品集 不知火」の「心はいつも夜明けだ」は中央合唱団の精華というか、本当に良くできたアレンジなので、たぶんそれだけのために今回の新発売のCDは買う価値あると思う。ちなみに、「がんばろう」は「荒木栄作品集 不知火」に収録されている「歌と合唱とオーケストラによる構成 “不知火”」から「がんばろう」の部分を切り抜いてきて入れたみたい。

私は「荒木栄作品集 不知火」持ってる(なぜかレコード版とCD版両方w)んだけど、「同志は倒れぬ」と新星日本交響楽団によるオーケストラ演奏の「インターナショナル」目当てで買おうかなぁ

2010年2月25日木曜日

総動員歌

(今回の投稿は中国の動画サイトの動画をいくつか貼ったのですが、YouTubeとかと違ってサーバーが気まぐれで表示されなかったりするので、もしなかなか出なかったらリンク先に飛んで動画をご覧下さい)

実は2月上旬、シンガポールに10日間ほど滞在してきたわけなのですが、まさか北緯1度のこの街で朝鮮音楽ネタと巡り会うとは思わなかった。というのは、朝鮮の革命歌劇「血の海」の挿入歌である「総動員歌」とメロディをほぼ同じくする中国語の歌を、10日間の滞在中に3回も耳にしたのだ。しかも、それは現代の西側ポップ音楽風にアレンジされているのである。

1度目はチャイナタウンにて、旧正月の飾りを売っている商店の店内BGMとして。
2度目は新しいショッピングモールの店内BGM。
3度目は、旧正月で賑わうブギスにて、繁華街の真ん中に設置された特設ステージで女性の歌手が歌っているのを。
(残念ながらいずれも録音しそびれてしまった…)

それで、日本に帰ってからこの中国語の「総動員歌」についてインターネットで色々調べてみたのが、言語の壁もあって有力な情報を見つけることはできず、結局あの歌の正体はわからず仕舞い…。なのですが、「総動員歌」と同じメロディの音楽が中国にも存在しているということ、そして中国のそれと朝鮮の「総動員歌」は由来を一にしているということを突き止めるには至りました。

まぁ、そのへんのことは後で詳しく説明するとして、まずは「総動員歌」の紹介から。
総動員歌 歌詞和訳

行こう 行こう 戦いへ行こう
勇敢な気勢をもって さあ早く行こう
帝国主義の軍閥どもは 死を催促して
強奪や虐殺を 容赦なく行う

やってくる やってくる 革命がやってくる
革命の気勢は 世界中を覆った
金のない労働者は 鎚を担いで出て
土地のない農民は 鎌を担いで出よ

ご飯を炊くお姉さんは 包丁を持って出て
文章を読むお兄さんは 本を持って出よ
アジアの無産者 ヨーロッパの労働者
全世界の労働者 総動員せよ

立てよう 立てよう 人民の主権を
赤旗掲げ 我らの主権を立てよう
地主野郎の土地と 走狗野郎の財産を
革命主権の下で ことごとく分けよう





▲「総動員歌」。

こんな歌です。以前、朝鮮児童音楽第2集のアコーディオン演奏をアップしました。

まぁ、それで、シンガポールで聞いたこの「総動員歌」にそっくりな中国語の歌についてインターネットで情報を集めてみたわけです。中国語で「総動員歌 朝鮮」と検索して、まず行き着いたのが「老知青之家」(老いた知識青年の家、ということらしい)のフォーラム。中国語わからないので機械翻訳を頼りに議論の流れを追ってみると、まずトピック主が楽譜(中国式の数字譜)を示して「学校にいた頃に覚えたこの舞曲の題名を教えて欲しい」と尋ねている。これに対するレスとして
  • 「それは《朋友舞》という、50年代の集団舞曲である」
  • 「その曲を朝鮮のラジオ放送で聞いたことがある」
  • 「この舞曲は《邀请舞》という。東欧の民間舞曲なのではないだろうか。1955年に出版された《中国唱片歌曲选》のP378に、単に“集体舞曲”として収録されている」
  • 「この曲は純粋なる朝鮮音楽である!曲名:フルラリ
  • 「この舞曲は朝鮮歌劇《血の海》にも取り入れられていて、《総動員歌》と呼ばれている。」

という証言が飛び出たあと、誰かが朝鮮国立交響楽団の「総動員歌」へのリンクを貼って、みなさん納得してらっしゃる、という感じのようだ。(違ったらすみません)
ちなみに「フルラリ」の名前が挙がってるけど、これはたぶん何かの勘違いじゃないかな?あの中国式数字譜が読めないので何とも言えないが。

さて、上記のやり取りで名前が出た「朋友舞」と「邀请舞」だが、前者については中国の動画サイトなどで検索してもそれらしいのは見つからなかった。一方で、後者の「邀请舞」については(「邀请」とは「招く」という意味らしい)、こんな動画が見つかった。

[ 教育 ] 手风琴练习曲——邀请舞曲


はい。明らかに「総動員歌」です

もう一つ。これの一番最後。

盛开的樱花、溜冰圆舞曲、邀请舞曲



同じく「総動員歌」にそっくりのメロディーを中国の少年がアコーディオンで演奏しています。どうやら「邀请舞曲」はアコーディオンの練習曲として、中国で弾き継がれている模様。


さて、次に「邀请舞曲」をキーワードに調査を続けると、中国共産党機関誌の一つである『光明日報』の記事「《找朋友》舞曲はハンガリーから来た」に行き当たった。さっきと同じ要領で機械翻訳を頼りに解読してみると、どうやら1949年にハンガリーのブダペストで開催された第2回青年学生式典で踊られた舞曲を、中国の代表団が持ち帰り、それが《邀请舞》ということらしい。さらに、どう記事はこんなような意味だと思われる記述があった。
中央民族楽団の離職休養中の幹部で、有名な笛の演奏家である王铁锤は、《找朋友》と旋律を同じくする舞曲を、彼が17歳の時にハンガリーでの親睦行事で踊ったことがあると話す。また王铁锤は記者に話す、この曲の活発で楽しげな旋律は彼の印象にとても深く残り、帰国した後に、金日成の若い頃を描いた朝鮮の劇映画の中にこれを発見し、その中で40年代初期に朝鮮人達がこの歌にあわせて集団で踊っていたという。

この「朝鮮の劇映画」が「血の海」のことであるというは間違いないでしょう。

ただ腑に落ちないのが、この《找朋友》(友を探す)という歌を聞いてみても、残念ながら「総動員歌」とは似ても似つかないのである。もしかしたら違う歌なのだろうか。

校园集体舞 找朋友


うーん ここに来て歯車が狂ってしまった感があるが、それでも「総動員歌」のルーツがハンガリーのフォークダンスである、というはかなり説得力がある。

ハンガリーのフォークダンスって、例えばこんなのです。



確かに音楽の雰囲気は「総動員歌」に似てる。


まぁ、そういうわけで、ここまでの調査により中国の「邀请舞」=朝鮮の「総動員歌」である、そしてそのルーツはハンガリーのフォークダンスにあるらしい、ということまではわかった。もっとも、ハンガリーから朝鮮に伝わって総動員歌になった経緯、そして何より、私がシンガポールで聞いたあの現代風の中国語総動員歌は何だったのか、という肝心な点は解明するに至らなかった。それでも、前者については中国のケースと同様の経緯でハンガリーから伝わったか、あるいは中国経由で朝鮮に伝わったかであろうことが推測できるし、後者についても「邀请舞(找朋友?)」が何らかの経緯で現代風にアレンジされたんだろうということまではわかった。

中国の集団舞踊に関係する資料とかをあたってみようと思うので、また新しい情報が入ったら書くことにしますね。

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2011/05/08 動画を差し替え
2012/07/18 「血の海」の動画を追加

【2.16慶祝 - 3】人民は呼び慕う

一応2.16慶祝特集の続きと言うこと、昨日の朝、チョソンの声放送で流れていたファン・ジニョン作曲の「人民は呼び慕う」。

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2012/12/06 改訳を公開しましたので、そちらをご覧ください。
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  • 人民は呼び慕う - mediafire
    普天堡電子楽団第123集 ファン・ジニョン作曲集3。歌は人民俳優金光淑


というわけで、将軍様の万寿無窮と強盛大国朝鮮のますますの繁栄を祈りつつ、2.16慶祝特集を終了させていただきます。

21世紀の太陽

偉大な領導者 金正日 同志 万歳!

2010年2月19日金曜日

【2.16慶祝 - 2】祝願


▲郵票「朝鮮画《白頭山の吹雪》」(クリックで拡大)

今年の2.16慶祝特集で取り上げるのは、ファン・ジニョン作曲の「祝願」。
祝願 歌詞和訳

昼も夜も
人民の幸せのため
いつも思いを
たくさん巡らせてこられた方
ああ 我らの親愛なる金正日同志
人民は願います
喜びのなかにいらっしゃいますことを

道なき未踏の道を
先頭に立って切り開かれ
風すさぶ険しい道を
たくさん歩いてこられた方
ああ 我らの親愛なる金正日同志
人民は願います
良い道だけを行かれますことを

高い山が磨り減って
海が覆ろうとも
人民は心ひとつに
最後までお供致します
ああ 我らの親愛なる金正日同志
人民は願います
幸せのなかにいらっしゃいますことを
朝鮮中央放送なんかでよく流れるので、それなりに有名な歌です。普天堡と功勲国家合唱団のは「朝鮮音楽」様にあるので、万寿台バージョンをうpしておきます。
  • 祝願 - mediafire
    万寿台芸術団第45集より

参考までに、「祝願(축원)」の意味を辞書で調べてみると、まずNaverの日本語辞典では
축원[祝願]
<1> [명사·하다형 자·타동사] 神仏に願いの成就を祈のること。
そして朝鮮・外国文図書出版社の『朝日小辞典』によると
축원하다 [동] 祈(いの)る, 願(ねが)う
とのことなので、特別な意味はなく普通に「願い」ということで良さそう。



ところで、去年の2.16慶祝特集では
今日お送りするのは、人民芸術家チョン・グォン作曲、詩人リュ・ドンホ作詞の「我らの将軍様を仰ごう」だ。実はこの歌の歌詞和訳は「John's Home Page about Korea」という老舗サイトに既に掲載されているのだが、虫食い状態で「工事中」となったまま、ここ6年ほど更新されていない。しかしこのサイトは私が朝鮮音楽の世界へと足を踏み入れる切っ掛けとなった場所なので、この特別な日に、敬意を込めて訳詞を完成させてみようと思う。
と書きました。「John's Home Page」から56kbpsの電話回線でmp3をダウンロードして親に隠れながら(まだ小6か中1ぐらいだったので)聴いたことは私にとっての「朝鮮音楽原体験」でありまして、今日取り上げた「祝願」もその当時から私のHDDに保存されている曲のひとつです。

ところが、ここ半年ぐらいのことだと思うのですが、「John's Home Page」はついにGeocitiesのサーバーから消えてしまいました。第1回日朝首脳会談に前後して「北朝鮮ブーム」が沸き起こるよりも前から朝鮮音楽や平壌放送の情報を日本語で発信し、大容量のストレージサービスや高速ネット回線が一般的になるよりも前から朝鮮音楽のmp3を提供した、まさしく「道なき未踏の道を 先頭に立って切り開かれ」た「John's Home Page」様に最大限の敬意を込めて、その功績を顕彰します。

경례를 받으시라!!

【2.16慶祝 - 1】mp3アップ



というわけで、遅れ馳せながら2.16慶祝特集です。
まずは、恒例のmp3うpを。
  • その方は親近な我らの父 - mediafire
    普天堡電子楽団第118集 リ・ジョンオ作曲集3より。歌は尹惠英
  • 正日峰に春がやってきた - mediafire
    ワンジェサン軽音楽団第69集より
  • 将軍様と歳月 - mediafire
    朝鮮のうた第116集 リャン・ヨンチョル作曲集3より。朝鮮人民軍協奏団
  • 社会主義を守ろう - mediafire
    朝鮮児童音楽第2集より
  • 統一の虹(器楽) - mediafire
    普天堡電子楽団第91集。電気ギター独奏は功勲俳優ソン・グァン
  • おお冬よ(Ой, зимушка - mediafire
    普天堡電子楽団第23集 外国歌集1より。ロシアの歌。歌は全惠英

朝鮮音楽芸術の父 金正日 同志に心から感謝しつつ、以上6曲をお送り致します。



慶祝特集、続く

2010年2月16日火曜日

民族最大の名節

68年前の今日、1942年2月16日。この日はまさしく、人類史の分水嶺と言える日であった−−

皆様ご存じの通り、本日は偉大な領導者 金正日 同志の生誕記念日であります。


…なのですが、現在わけあって東南アジアの某国におりまして、明日イルボンへ戻る予定なので、本格的な2.16慶祝は断腸の思いで明日以降とさせて頂くことにします。


▲「革命第一世代の女性闘士とともにいる金正日書記」(『朝鮮画報』1995年12月号より)

2010年2月5日金曜日

 
(^q^)