2010年6月27日日曜日

曜日解釈の歌

コメント欄にてリクエストいただきました「曜日解釈の歌」ですが、既に和訳をされている方がいらっしゃいました。

http://d.hatena.ne.jp/Phi-san/20090315/1237080478

2010年6月21日月曜日

将軍様が白馬に乗って走る

遅くなりましたが、リクエストいただいた「将軍様が白馬に乗って走る」です。ワンジェサンのやつを以前うpしました。
将軍様が白馬に乗って走る 歌詞日本語訳

走る 走ってゆく 白馬が走ってゆく
白いたてがみをなびかせながら 疾風のようにゆく
ラララ 金正日将軍様が白馬にお乗りになって
千万の大軍をお導きになる
地響きとともに 白馬に乗って 将軍様は走られる

走る 走ってゆく 白馬が走ってゆく
山脈がひとりでに割れ 川の水もよける
金正日将軍様のまわりに団結した
心を一つにした人民の信心は堅い
地響きとともに 白馬に乗って 将軍様は走られる

走る 走ってゆく 白馬が走ってゆく
勝利の太鼓を響かせながら 新たな朝を迎える
金正日将軍様が陣頭に立たれ
我が国 我が祖国を お導きになるよ
地響きとともに 白馬に乗って 将軍様は走られる
쩌렁쩌렁」は「声の大きく響さま。朗々と」という意味らしいですが、いまいちしっくり来ないので、悩んだすえ文脈を考えて「地響きとともに」という訳にしてみました。

あと、「朝鮮音楽」様には「새 아침을 멎는다」とありますが、「멎는다」は「맞는다」の誤植です。


2010年6月5日土曜日

普天堡電子楽団結成25周年


▲普天堡電子楽団第1集(1991年)

もう過ぎてしまいましたが、6月4日は普天堡電子楽団結成25周年でありました(普天堡結成の時期はだいたいは知ってましたが、1985年6月4日という正確な日付は恥ずかしながら先日、朝鮮音楽スレを見て初めて知りました。規制により書き込めないんですが名無しさんに感謝します)。

金日成主席率いるパルチザンが両江道普天堡で日本の官憲を撃破した「普天堡戦闘」は1937年6月4日。抗日革命闘争の金字塔となったこの歴史的な偉業からちょうど48年が経過した1985年6月4日、金正日総書記の指示により、この普天堡の名を冠した「普天堡電子楽団」が結成されたのです。

ところで、『裏切られた楽土』(張明秀著、講談社)という本に、こんな興味深い記述がありました。「金丸、田辺訪朝」というのは1990年のことです。
『週刊文春』が金丸、田辺訪朝の直後、「君、国売り給うことなかれ/金丸土下座外交の陰で暗躍した『北の密使』」と題したスクープを載せたが、それは日本からの訪問を前に、NHKの招待で日本を訪れた朝鮮万寿台テレビ編集局長の申景周なる人物が金正日の密使を果たしていた経緯が報じられている。...(中略)...この密使は金日成、金正日への貢ぎ物まで、こと細かに指定している。...(中略)...金正日に対しては「シンセサイザー、エレクトーン、電気ギター、ドラムなどの音楽用品を、金正日書記がもっている楽団にプレゼント」するよう要請したという。念が入ったことに、「もし予算がない場合は、ドラム主体のジャズ、ロックのCDか、喜多郎の新作『古事記』のCDと家庭用のオーディオ」と指定し、...(中略)...要求したと伝えられる。

そもそも、普天堡電子楽団は《社会主義リアリズム音楽》と《金正日の物好き》との融合の産物です。普天堡電子楽団はチュチェ芸術・朝鮮音楽という土壌に生まれながら、将軍様の庇護という温室のなかで、西側の技法や設備も積極的に取り入れながら伸び伸びと成長し、それまでの朝鮮音楽とは一線を画す洗練された音楽のスタイルを築いていったわけですね。

というわけで、普天堡電子楽団結成25周年を慶祝致しまして、例の如く何曲かupします。普段に増して力を入れて厳選しました。
  • 鴨緑江の歌 - mediafire
    普天堡電子楽団、歌:李京淑。朝鮮のうた第91集 朝鮮の星より。金日成主席は13歳のとき、祖国光復の誓いを胸に、この歌を口ずさみながら鴨緑江を渡りました。間奏の「思郷歌」が涙を誘います

  • 曜日解釈の歌 - mediafire
    普天堡電子楽団第78集より。リ・ジョンオ作曲で、歌は金光淑、全惠英、李粉姫、李京淑、趙錦花という超豪華オールスターキャスト!

  • 娘たちが立っている、我がトビリシ、恋はみずいろ(メドレー) - mediafire
    普天堡電子楽団、歌:金光淑。普天堡電子楽団第23集 外国歌集1より。「娘たちが立っている」「我がトビリシ」はソ連の歌、「恋はみずいろ」はフランスの歌。

  • 戦時歌謡連曲(低音質試聴版) - mediafire
    普天堡電子楽団第57集より。戦時歌謡(朝鮮戦争中の歌)のメドレーですで、全長17分半におよびます。6月4日の普天堡結成25周年、そして来たる6月25日の朝鮮戦争開戦60周年を記念するにふさわしい大作です。曲目は冒頭から順に次の通り:「祖国保衛の歌」「自動車運転士の歌」「戦士と娘」「母の歌」「進軍また進軍」「決戦の途に」「塹壕の中の我が歌」「誰も知らない」「狙撃手の歌」「海岸砲兵の歌」「我らは勝利した」
「戦時歌謡連曲」は苦渋の決断により48kbpsまでダウンサンプルした試聴版とさせていただきました。私は普天堡電子楽団の作品をはじめとするすぐれた朝鮮音楽を広く紹介しその魅力を知ってもらうことには一種の使命感をもっていますが、その目的のためにmp3うpやりすぎてCDが売れなくなり、日本で朝鮮音楽の音源が入手しづらくようなことがあったら本末転倒——という、まあそういうジレンマのなかでこういうことをやってるわけなんです。それで、「戦時歌謡連曲」をまともな音質でうpしてしまったらさすがに第57集が売れなくなるだろうな… と思ったので、悩んだ末、こういう形でご提供する道を選びました。気に入ったらぜひ第57集を買ってあげてくださいね。

【朝鮮少年団創建記念日】少年団行進曲


▲『キャンプ生活』(東京・第1初中級学校 初級部キム・ギュヨン) <『朝鮮画報』1970年12月号より>

明日は6月6日、朝鮮少年団創建記念日です。少年団といえばリ・ミョンサンの作曲、1946年創作「少年団行進曲」ですが、やっぱりこの歌は創作当初から歌詞が変更されているようです。「朝鮮音楽」様にある普天堡版の歌詞が現行の歌詞だと思われるので、まずはそれから。
少年団行進曲 歌詞日本語訳

明けゆく祖国の地で 朝焼けの光に
赤く染まったネクタイをはためかせよ
我らは共和国の小さな英雄ら
共産主義の後備部隊として 学びゆく
少年団の仲間たちよ 旗を翻せ
大元帥様の後に続き 力強く進もう

白頭から昇る 太陽に従って
一歩ごとに熱い心を高鳴らせ駆ける
我らは金日成大元帥様の子ら
輝く革命伝統 受け継いでゆく
少年団の仲間たちよ 旗を翻せ
大元帥様の後に続き 力強く進もう

- 共産主義建設の後備部隊となるため
- 常に備えよう
- - 恒常準備!


我らは大元帥様の尊い志を仰ぎ
祖国統一の一筋に戦いゆく
少年団の仲間たちよ 旗を翻せ
大元帥様の後に続き 力強く進もう

기발을 높여라」という部分は直訳すると「旗をあげよ」なのですが、「...아」(呼びかけ)の「...よ」とで「...よ」が続くのが気に食わなかったので「旗を翻せ」をいう訳にしてみました。

次に旧歌詞ですが、出典は私のパソコンの中に何年も前から保存されていた楽譜の画像です。いつどこで拾ったのかは忘れましたが、たしかNKChosun.comかなんかの南朝鮮のニュースサイトだった気がします。




訳は次の通りで、普天堡の歌詞と異なっている部分を太字にしました(元帥様→大元帥様は除く)。
明けゆく祖国の地で 朝焼けの光に
赤く染まったネクタイをはためかせよ
我らは共和国の小さな英雄ら
社会主義の建設者として 学びゆく
少年団の仲間たちよ 旗を翻せ
元帥様の後に続き 力強く進もう

烈士たちが開いてくれた 希望に満ちた未来
一歩ごとに熱い心を高鳴らせ駆ける
我らは金日成元帥様の子ら
輝く革命伝統 受け継いでゆく
少年団の仲間たちよ 旗を翻せ
元帥様の後に続き 力強く進もう

胸を張って歩みを踏みしめれば
青い山 黄金の野が 抱いてくれるのだ

我らは繁栄する新朝鮮のつぼみ
祖国統一の一筋に戦いゆく
少年団の仲間たちよ 旗を翻せ
大元帥様の後に続き 力強く進もう

普天堡版には3番の最初の2行は無いので変わってるのか変わってないのかわかりませんが、とりあえず太字です。

金日成主席が共和国大元帥に推戴されて共和国元帥の座を金正日総書記に明け渡したのは1992年なので、「대원수님 (大元帥様)」と歌われるようになったのはそれ以降でしょう。ただ、「원수님의 (元帥様の)」としても音節の数は変わらずそのまま歌えるので、歌詞全体はそれ以前に変わっており、1992年を境に「元帥様」の部分だけ変更したということも考えられます(「金日成元帥様万歳」の歌詞とタイトルが「金日成大元帥万歳」に変更された例もありますからね)。そもそも、1946年と言ったら共和国創建前のソ連軍政期なんで「共和国」「元帥様」も作詞当初はなかったわけですね。まあいずれにせよ、この歌の歌詞の変遷は興味深いです。

あとちなみにこの「恒常準備(ハンサン チュンビ)」というのは朝鮮少年団の合言葉(スローガン)で、少年団式の敬礼とともに叫ばれます。ソビエト連邦のピオネールのスローガン "Всегда готов!"(常に準備は出来ている)を移植したものでしょうが、「恒常準備」の「準備」は「準備は出来ている」の意味ではなく、この普天堡版少年団行進曲の間奏にあるとおり「準備をしよう」の意味と思われます。

(2008年12月31日に書いた記事を補訂した投稿です。内容が大幅に増えたので元記事は削除しました)


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2010/10/07 更新
細かいことだけど、「我らは繁栄する新朝鮮のつぼみ」を太字にするのを忘れてた。

2010年6月2日水曜日

我らは銃剣をもっと固く握らん

コメント欄にてリクエストがありました「我らは銃剣をもっと固く握らん」という曲です。これもなかなかかっこいい軍歌ですね。
我らは銃剣をもっと固く握らん 歌詞日本語訳

血躍る胸ごとに銃剣を抱いて
我らは繁栄する祖国を守る
栄光 栄光の道に
抗日闘士たちから受け継いだその銃
いまでは数百万の肩に輝く 肩に輝く

我が祖国の全土が鉄壁の要塞だ
我らは一当百の勇敢なる兵士だ
栄光 栄光の道に
仇敵を打ちのめした勝利の銃剣
いまでは数百万の肩に輝く 肩に輝く

我が祖国の南の地に仇敵がいる限り
我らは銃剣をもっと固く握らん
栄光 栄光の道に
誉れを轟かせる革命の武装
いまでは数百万の肩に輝く 肩に輝く


 
(^q^)