2011年11月12日土曜日

金日成元帥に捧げる歌

パク・ハンギュ作曲、1956年創作の「金日成元帥に捧げる歌」。
金日成元帥に捧げる歌 日本語訳

白頭の密林から明けたこの朝
われらは首領の歌を誇り高く歌う
この歌は抑圧された者を勇士として育て
いつも勝利へと鼓舞する
この歌は敵に死を与え
勝利した祖国の地に響きわたる
ああ いつでも親近な われらの首領金日成元帥
われらは心から高く歌う

この国に美しい歌は数多くあれど
われらは首領の歌を栄光のなかで歌う
この歌を胸に抱いて育ったわれら
あらゆる戦場で敵を打ち破った
この歌は戦場ごとに英雄を生み
村と街ごとに栄光をもたらした
ああ いつでも親近な われらの首領金日成元帥
われらは心から高く歌う

燦爛たる太陽のもと幸福は花開いて
われらは首領の歌を高らかに歌う
この歌は南の兄弟たちを呼び覚まし
心をひとつに統一のため戦う
この歌は敵ども押さえつけ
この地に社会主義を花開かせる
ああ いつでも親近な われらの首領金日成元帥
われらは心から高く歌う

■解説

現在まで歌い継がれている金日成主席についての歌のなかでは、「金日成将軍の歌」に次いで2番目に古い歌ではないかと思います。

1956年と聞くと8月宗派事件を想起させられます。「金日成元帥に捧げる歌」が作られたのが事件よりも前なのか後なのかはわかりません。しかし、「金日成将軍の歌」に次ぐ2つめの金日成主席を主題とした歌がこの時期に作られたという事実は、当時の政権上層部の権力闘争や個人崇拝の動向とも無関係ではないでしょう。


■動画








■音源
「朝鮮音楽」ミラーのig14.mp3
 
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