2012年1月29日日曜日

『世界軍歌全集』でご紹介いただきました


▲もっとカッコイイ写真を撮りたかったんですが、照明設備がないのでこんな意味の分からない写真になってしまいました。ごめんなさい!

さて、『世界軍歌全集』の発売についてはすでにお伝えしました

予想通り昨年12月8日の発売後は飛ぶように売れ、第1刷はあっという間に無くなったようですね。最近は増刷分が出回って、ようやく安定して買えるようになってきました。あ、ちなみに私はと言うと、発売の1週間前に模索舎に10冊だけ先行入荷されたうちの1冊を買うことができました。どうやら著者よりも先に入手してしまったようです(自慢)

内容の凄さについては改めて言及するまでもないでしょう。世界43カ国にわたる60政権、300曲の軍歌・愛国歌等を訳し、各曲に詳細な解説が付されています。桁違いの情報量です。まさに軍歌界の不磨の大典。朝鮮式に言えば不朽の古典的労作。

ただ情報量もさることながら、個人的に感慨深いのは、本書が文化界における軍歌趣味の橋頭堡になってくれたこと。

これまで軍歌を楽しむという趣味が世間から認知されてこなかったのはもちろんのこと、軍歌愛好者たち自身にとっても「説明しづらい」「よくわからない」趣味であったように思います。というか、アングラに限りなく近い立ち位置だったんじゃないでしょうか。

その軍歌趣味というものが著者の辻田さんによって明快かつ前向きに定義され、しかも本となって世に送り出されたのです。そして発売後、様々なマスメディアが書評などの形で本書を取りあげ(昨日は毎日新聞に載ってました)、そのなかで本書の軍歌に対するスタンスを説明しました。

だから軍歌愛好者の多くはこの本の発売によって、肩身が少し広くなったというか、やっと居場所を得たというか、そんな風に感じていると思います。ちょうど偉大な首領 金日成 同志が祖国を解放し、朝鮮の人々が自分たちの国を持つことができるようになったようにw

それで、最後になりましたが、実は本書にて「朝鮮労働党万歳!」をご紹介いただいております。紙媒体に載るのは初めてなので、最初に発見したときは涙が出ました。どこでどのように載っているかは本書を買って見てくださいねw
 
(^q^)