2012年6月26日火曜日

【南】韓国放送公社社歌(旧)

きょう紹介するのは、韓国の公共放送であるKBS(韓国放送公社)の社歌です。といっても、2011年に社歌が変わったので、これは旧社歌ということになります。
韓国放送公社社歌 歌詞日本語訳
明けゆく朝焼けの 肥沃な山河
五千万全民族の 祝福された新しい村
文化的な新しい暮らし 育んでゆく
ああ 力強い行進を 先駆けてゆこう
繁栄の導き手 ケイビーエス
KBS KBS 民族の放送

半万年 健やかに 受け継いできた血筋
至誠を集めて成す あすの栄光
勤勉に 未来の夢 花開かせてゆく
ああ 青雲の志 とわに輝かそう
繁栄の導き手 ケイビーエス
KBS KBS 民族の放送

五大洋六大陸の 親しき友ら
手を携えて守りゆく 自由と平和
充実した新しいニュース ふくらんでゆく
ああ あふれる喜び 広げてゆこう
繁栄の導き手 ケイビーエス
KBS KBS 民族の放送
밝아온다 동녘의 기름진 강산
오천만 온겨레의 복된 새마을
슬기로운 새살림 가꾸어 가는
아 힘찬 행진에 앞장서 가자
번영의 길잡이 케이비에스
KBS KBS 민족의 방송

반만년 고이고이 이어온 핏줄
정성 모아 자라는 내일의 영광
알뜰히 새날의 꿈 꽃피어가는
아 푸르른 마음 길이 빛내자
번영의 길잡이 케이비에스
KBS KBS 민족의 방송

오대양 육대주의 정다운 벗들
손잡고 지켜가는 자유와 평화
보람스런 새소식 부풀어가는
아 벅찬 기쁨을 널리 펼치자
번영의 길잡이 케이비에스
KBS KBS 민족의 방송
■解説
韓国放送公社(KBS)の旧社歌。社歌はラジオ放送のオープニングに際して流されるほか、会社の式典などでも歌われるようです。

韓国放送公社が創立されたのは朴正煕政権時代の1973年。維新体制が成立した翌年のことです。はっきりしたことはわかりませんが、この社歌もおそらく公社が創立された際に作られたのではないかと思います。歌詞には「新しい村(セマウル)」「繁栄の導き手」「至誠」「勤勉」「自由と平和」といった表現が並び、いかにも朴正煕時代といった雰囲気。人々を“啓蒙”する“社会の木鐸”としてのKBSの側面が強調されているように思われます。

KBSは2011年に新しい社歌を公募し、その結果として新しい社歌が制定されました。旧社歌の歌詞が時代にそぐわなくなったというのはわかりますが、新社歌は正直言ってあんまり格好良くないので残念だなーと思います。まあ、軍歌とか社歌とかのたぐいは音楽作品である以前に何らかの目的を帯びた道具として制定されるものなので、その目的が変われば変更されてしまうのも仕方ないことですね。


■楽譜


■音源




これの1:15あたりから
 
(^q^)